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Landschaft

冬のまったり温熱環境の見える化

公開日:2022-03-30 カテゴリー:energy, 土壁, 木と土と竹の家 タグ:

グラフ化できる温度計を導入したので結果報告ー!

導入したのはこちら。T&Dさんのおんどとり。 
今はお安いのもたくさんあるんですが、前職で都会の温度環境とか測ってた時にお世話になっておりまして、信頼感からこちらを選びました。なんと松本の会社です。

 

水色の線が温度(℃)、黄色の線が相対湿度(%)です。こんな感じに勝手にグラフにしてくれます。

 

ちょっと分かりにくいので、測りはじめの2日間だけピックアップ。ちょうど縦の線が夜中の0時。

ここに、メモを記入してみたのが下の図です。

① 2月24日の夕方薪ストーブを焚き始めて温度が上昇

② 夜中にストーブの火が消えて、室温が下がっていくところ

③ 25日朝、ストーブを焚いて再度温度上昇

④ この日、そこまで温度が上がり切らないうちに外出。日中温度が下がる。

というのが、一日の温度変化。

 

この日、25日朝の外気温は-8.0℃。安曇野でもなかなかの冷え込みです。
屋外温度計の写真がないので、念のため気象庁の穂高の気温を見ると-9℃くらいです。

-8℃の外気温で室温17℃。かなりの温熱性能が保たれているのが分かります。
(北側の窓際など、もう少し低い部分はあります)

また上のグラフだと、ジグザグして急激な温度変化があるように見えるかもしれませんが、せいぜい5度程度の上下で、とてもマイルドな温度変化です。

 

こちらは、10日間くらいの記録です。

気象庁さんの3月の穂高の気温も合わせてみるとおもしろい。

 

-5℃を下回るような厳しい寒さで、朝の室温が17℃くらい。
-2・3℃程度だと、朝の室温は18℃、19℃。

朝晩ストーブは焚いていましたが、ほぼ20℃を下回らないようなグラフになっているのが分かると思います。

 

それはどんな感じかというと、

朝起きて、くつした履かずにしばらく活動して、あーくつしたはいてなかったー いちおうはくかー

と、思うようなまったり度合いです。

夜寝る時の服装も、あと2枚くらいは着てたけど着なくなりました。

そういえばレッグウォーマーもはかなくなりました。

この感覚、ちょっとでも伝われば…と思います!

 

在来工法では、テープなどで各所封じ込めまくる高気密高断熱の家が増えている中、
伝統構法だと、断熱はあまり強化しない考え方のかたも多いです。
どっちつかずのやり方にはなりますが、
小さめの家で、ある程度の断熱性能をもった、長持ちする住まいをつくる、というのが、
身体的にもエネルギー的にも理にかなっているのではと思います。

 

あの…控えめに言って…すごくいいですよ!!

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