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Landschaft

ヨシ小舞の孤独。

公開日:2021-04-01 カテゴリー:土壁, 左官, 木と土と竹の家 タグ:

その昔、信州や北陸は寒すぎて、南方の植物である竹が育たなかったため、ヨシを土壁の下地の小舞に使ってきました。

長野県にー!敬意を表してー!(応援団風)
ヨシコマイ!ヨシコマイ!
ということで、ちょっとだけですがヨシ小舞をやってみたいと思います。

ちなみに、ヨシとアシは同じもので、アシは「悪し」に通じるのでヨシ(善し)と呼ぶようになったとか。
(という説を信じてますが本当なのか分かりません)

松本生まれ松本育ちの5代目左官まつださんによれば、冬に河原に切りに行くらしい。

 

 

切らせていただいたのは、明科の清水地区にあるちいさいぱんや さん。

日曜日に開店しています。19号を明科から四賀に入る途中の集落にあります。
うちのコドモは「あのぱんやは(お店が)ちいさいけどうまい」と言っております。

 

元畑(ヨシがなければ畑にしたい)にわんさと生えているヨシを、ふつうの鎌で刈り取っていきます。
できるだけ太めでまっすぐなのを…と選びましたが、これでいいのかよく分かりません。

ああ、いまこの時に、土壁のためヨシを刈り取っている人は、この地球上に私ひとりであろうと。

いや、この宇宙でたったひとり。

なんだか不思議な感慨がわいてきました。
竹と違って、軽々運べます。

小舞の面としての強度は竹の方が断然出そうですが、壁の耐力を持たせるのは土だから、土がはがれない限りは下地が何かは影響しないという説もあるそうです。(※すみません、どちらにしても実験等まで確かめた話ではありません。)

今回は、1・2面分ほどのヨシしかもらってこなかったので、どちらにしてもお試しですが、もし強度も変わらないのなら、竹より準備が楽かも。でも保管場所がめちゃくちゃ要りそうですね。カビにも注意だ。
施工方法は、ヨシを2・3本束ねて使い、足りなくなったら継いでいけばいいらしいです。えつり竹はいるのかな?

まつださんに施工してもらったらまたアップしますね。

 

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