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Landschaft

いつか、解体される日に。

公開日:2020-04-27 カテゴリー:建築 タグ:

既存建物を解体しました。

助手のみなさんと、解体の見学に。
ショベルカーに半分グラップルが付いていて、恐竜感満載です。

解体といえば、一昔前はなんでもかんでもつぶしているイメージでしたが、今はきちんと分別されて搬出されていきます。処理費も昔よりググっとアップしているそう。

布基礎は一見しっかりしているようでしたが、

無筋コンクリートでした。 鉄筋が入っていないのですね。

コンクリートは圧縮の力には強いけれど、引っ張りの力に弱いので、今では当然のように鉄筋コンクリートになっています。では、いつ頃から鉄筋コンクリートの基礎が主流になったのだろう、と調べると、ヤフー知恵袋に回答がありました。

①まず,布基礎+鉄筋(一部でも)が望ましいと建築学会が発表したのは,昭和41年(1966年)あたりのようです。これは,下記日本住宅基礎鉄筋工業会の機関誌「Reinforcement the 基礎」の創刊号で,東京理科大学の松崎教授の寄稿によるものですが,この中で,1986年頃から鉄筋コンクリート造の布基礎が一般化し始めたとの記述があります。

http://www.kisotekkin.jp/contents/op/1.pdf

 

②また,コンクリート造の布基礎(無筋でも可)との法令上の制限が設けられたのは,昭和46年(1971年)の施行令によるようです。

 

③また,下記にある「中央建鉄株式会社」の昭和57年(1982年)の「住宅金融公庫の標準仕様改訂が契機になった」という情報は,調査によるもので説得力があります。
http://www.chuo-kentetsu.co.jp/cgk/topix/tecrep5.pdf

 

以上を総合しますと,「1980年代から」「住宅金融公庫の仕様」が,ほぼ現在の基礎の仕様が「一般化」した時期と理由と考えられます。ただし,これ以前でも,鉄筋コンクリートが,これ以後も無筋コンクリートが用いられていることはあります。

 

この建物は、登記簿によれば、昭和51年9月30日築。1976年ですから、上記②の布基礎は指定となったけれど鉄筋仕様が広がる少し前の建物だったということですね。制限をきちんと守った建物ではあったということです。

現在も、断熱気密など建築の仕様はあれこれ変わっているけれど、壊すときどうなるんだろう、というつくり方もあります。いつの日か解体するときにも、解体しやすく、できるだけ廃棄物にならない家づくり、をしたいと思います。

林美樹さんたちの本、くさる家に住む。 もご興味ある方はぜひ。

土に還る家を。

 

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