板塗装
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末に、板塗装していました。
外壁材は、有賀製材さんのカラマツ。
きれいなところはもったいないですが、緑に囲まれる地味な家…というのがイメージでして、塗らせていただきます。
カットされる部分などには、ヤニツボが。
でも、このヤニ成分があるから強度もあるのですね、カラマツは。
ヤニの部分は塗装をはじきます。どうしようかな?
塗料は、柿渋に墨(松煙)を入れたもの。
自然素材でいいのですが、他の部分を汚しそうでヒヤヒヤします。
焼杉なんかも施工する人にとっては結構面倒な仕上げなのだなと、自分でやってみて気づきます。
私の母は書道をする人で、よく手に墨をつけてます。
私も手に色々汚れをつけている人生。血は争えないんでしょうか(笑)。
ちなみにこの塗料、江戸時代ころはよく使われていたと書いてあります。
山ゼミで学んだことによると、江戸時代は森林資源が枯渇していたとか。
節を塗りながら、そのころはいい材がなかったから塗装したのかも、と思いました。
松本城が黒いのも、その理由なのでしょうか?
自然素材なのでそのうち薄くなりますが、まあまた塗りなおせばいいですね。
あーでも養生が大変そう!