フローリングワークショップ@こだま食堂、終了しました!
フローリングワークショップ@こだま食堂、終了しました!今日もとっても楽しい一日でした!
今回フローリングを貼ったのは、11畳ほどの洋室と、エンガワの部分です。洋室のBeforeはこんな感じ。
もともとじゅうたんだったものをはがし、下地合板の上に貼ります。根太(ねだ)という、床板を支えるための木材が縦方向に入っているため、フローリングは横向きに貼っていきますよー!
メインの道具はこちら。
フロアタッカー(くぎ打ち機)と、コンプレッサーです。圧縮した空気で、銃のようなタッカーから、でっかいホチキスの針のような針が飛び出してきて、留めるというものです。残念ですが一般人には買えない価格の工具です…。一般人のみなさまが貼りたいときは、Landschaftをお呼びいただいてワークショップにするか(笑)、あとで紹介するフロア釘を一本一本手で打って留めていく方法もあります。
実(さね)という、フローリングを組み合わせるための凹凸の凸の部分に、45度になるようにあてて、留めていきます。
最初はみなさん遠巻き…。けっこう大きい音がします。
フローリングをカットする、スライド丸のこもレクチャー中。
電動工具は便利ですが、危険も伴います。危ない危ないと思って使っているうちはきっと大丈夫ですが、慣れた時が危ないので、みなさんお気をつけて。
さー貼りはじめましたよー!
お申込み第一号のRさんは、大滝村の地域おこし協力隊で、ゆくゆく起業予定とか!
と、わたくし長野県民歴浅めのため(←言い訳)、お、大滝村がどこなのか分からず…ググってみました。
おー、そんな遠くから来てくださったのですね!ありがとうございます!
リラクゼーションサロンをされているSさんは、もともとサニーさんカレーのファンで「サニーさんのカレーがたべたくて来ました!」。うん、正直で素晴らしい!笑
といいつつ、おうちの一室に、置くだけと謳ったフロアタイルを並べたら、ボコボコで困っているとか。ぜひ今日覚えていっておうちも直してくださいね!タッカーを打つ姿もさまになっています!
日本野鳥の会軍手もかわいい。
タッカーを持っているTくんは、塩尻のフローリング貼りにも来てくれていて、2回目の参加!
ものづくり好きの中学生です。
その向かいのYさんは、聞けば何と本職の大工さんでらっしゃいました!長く大工さんをされていて、現在は経営側がメインとのこと。最初は「おとなしくしてます」とのことでしたが、いえいえ、遠慮はご無用です笑。結局色々収めたりしていただきました(以下参照)。千曲市からお越しくださいましたよー!
ち、千曲市…も自信のないあなたのために(私だ)。
というわけで、今回は中学生から代表取締役まで!という、幅の広いメンバーでのフロア貼り。
ぱっと見何の集まりか分からない(笑)人たちと、みんなでアーダコーダ言いながら作業をするのは、シンプルに、とても楽しい!
洋室を先にと思っていましたが、みなさんの「貼りたい~」という情熱(無言のプレッシャー)に押されて、エンガワも同時進行で貼り進めることに。
手打ちでフローリングを貼る方法も実践してみました。
フロア釘という先がへこんだ釘を、玄翁(げんのう、大工さんは金づちのことをこう呼びます)で打っていき、フロアポンチというもので最後に締めます。Yさんによれば、薬指を下の方にそえるといいとか。なるほど!
と、プロだったりセミプロみたいな方が来て色々教えてくれるのも、ワークショップの面白さです。
ちなみに、金づちは「げんのう」、メジャーは「コンベックス」と呼ぶと、ちょっと現場を知ってる風(だと思う)。
Tくんがみんなに配ってくれたタブレッツで塩分チャージ。
雨にならずによかったけれど、かなり蒸し暑い一日で、汗だくです。
TくんRさんの二人は、サッカーが共通点で盛り上がってました。
ポジションどこ?何とかバックだとか右だとか左だとか。
なんだか兄弟のよう。
Tくんは、はすみさんとも2回目。
こんな日が、心のどこかに残る経験になったらうれしい。
ここまでの写真で気がついた方もいたかもしれませんが、フローリングの間にトランプが挟まれています。
木が伸縮する余地を残すために、スペーサーとして挟んでいます。ぴったり隙間なく合わせてしまうと、後日木が伸縮した時に盛り上がってきてしまうこともあります。柔らかい材だといらないこともあるので、前回の塩尻の時は挟んでいません(今回のアカマツの方が材として固いです)。前回は土足で今回は靴を脱ぎますので、そういった意味でもレベルアップしてます!
エンガワの方は大工のYさんが主体ですすめてくださっているのを見ながら、
「いやー今日はなんか余裕あるなー」って、はすみさん、のんびりしないでくださいよー!
はすみさんは、元建具やさんでもあり、自宅を基礎から自分でつくったセルフビルダーでもあります。
セルフビルドやセルフリノベをしたい人のサポートなどをしています。ご興味ある方はぜひどうぞー!
バイクで数年かけて世界一周してた時代もあるとか!(その辺の話はぼかされて、まだ詳しく聞いたことがない。)
エンガワは、長手方向にフローリングを長いまま貼れるので、みなさん慣れるにしたがって、ぐんぐんペースアップ!
元のパーケットフロアの上から施工しています。
before-afterを上から。
前回記事にした中温乾燥のアカマツフローリングは、亜麻仁油を塗って、磨きこんでいくとつやつやになる、予定です!
そろそろ、お昼の時間ですー!
実は朝から、キッチンからさまざまなスパイスの香りがしてきていました。
みなさん開始早々「いい香りだなあーー」「もうカレーのことで頭がいっぱい」「フローリングのこと忘れそう」と、耐えに耐えてのおひるごはんです!
それでは、いただきまーーす!
インド風のチキンカレーには、ココナツも入っているとか。作業後というだけでおいしく感じてしまうところに、この本格派カレーがでてきてしまって、一気にみなさんこだま食堂ファンに!元々ファンだったSさんは「そうじゃろう、うまいじゃろう」の顔です。
サブジ。
サブジ(Sabji, Sabzi)は、インド料理の一種で、野菜の蒸し煮、炒め煮のことである
ご近所からいらしたお野菜さんたち。
気を失うほどおいしくて元気のでるおひるごはんでした!サニーさん、ありがとうございます!
食後もビールの話などで盛り上がり、うっかり昼寝などしそうでしたが、
中学生Tくんのいつ再開するんだというプレッシャーに押され、午後の部、作業再開ですー!
二回目参加のNさん。Tくんのおかあさんです。
普段はオフィス系のお仕事なのに、「実は床も貼れます」って、めちゃかっこいいではありませんか!
でも…
ちょっと短いので切りなおしです!泣いてもダメです!
チームエンガワはラストスパート!
奥にいるFさんは、ビール醸造家でコンテストでも賞をとるような腕前とか。
来春ころ松本駅前にバルをオープン予定なんだそう!それはまた楽しみすぎる!
窓サッシとのさかいめを、カンナのクルクルをつくりながら収めてくださったのは、
そう、大工のYさんです!
この楽しそうな笑顔!普段されている仕事だからこそ、一般の人たちと一緒に作業して気が付く楽しさもあるのかもしれませんね。色々収めていただいて、ありがとうございました!
貼り終わったところで、さっそくまったりしはじめる女子たち。
「木の香りがして、なごむわー」「座ると立ち上がれないわー」との声多数。
土壁ワークショップの参加者さんたちものぞきに来て下さったりで、とてもうれしかったです!
午後の休憩の時間には、チャイもご用意くださいました!
汗をかくような日にあたたかいチャイなのですが、しょうがなどのスパイスのおかげか、かえってすっきりします!
と言っていたら、チームエンガワ終了ですー!
素敵なエンガワになりました!
洋室も、あと一息!と思ったら、何やら首をかしげる中学生T。
あっ、10ミリ切り間違えた!
証拠写真。
この一枚は記念にあげるよーと言ったら、ヤダ!と言われました。
切り直す中学生。でもね、フローリング貼れる中学生もなかなかいませんよ。
そして本日最後の一枚も、Tくんに収めてもらいましょう!
あとちょっときついかな…ということで再度丸のこで、あと刃の厚み分だけ薄くします。
どうかなーと首をかしげつつ、やすりで面取り。
そして、最後の一枚を収める中学生を写真に収める大人たちの図。
完成ですーーー!
うつくしい!
(中学生Tくんは集合写真がイヤで逃げました笑)
みなさんにいただいたご感想です:
タッカーの音が大きくて最初はびっくりしたけれど、工具をいろいろ触ることができて楽しかった。
貴重な体験をすることができた。教えてもらった技を木曽ひのきで活かしてみたい。
これから開業予定の店舗で実践してみたい。
床貼りは素人でもこんなにできるんだ!と思えた。壁とかもやってみたい。
実体験ができた。人の輪がつながるのが嬉しい。
現場は久しぶりで、家をつくっていく楽しさを感じた。今はハウスメーカーの家が多いけれど、手作りでつくる住まいと言うのは、本来楽しみだったはず。それを思い出した。
WSの終了後にもみなさんぞくぞく写真をSNSなどにアップしてくださって(私のレポは出遅れましたすみませんすみません)、「自分で作る事の楽しさ、本当に言葉に言い表せない位素晴らしい。感動してしまいました。」「最高の一日でした!」などのコメントをしてくださっていて、こちらこそ感激です!
タイムラプスもどうぞ!1分でフローリング貼ってます!
こだま食堂開店のあかつきには、サニーさんのカレーとピザと、醸造家Fさんのビールで、打ち上げしましょーう!
ありがとうございました!