人生に、自分でつくるテゴタエを。
大量生産・大量消費の20世紀から、21世紀に入りインターネット全盛になったけれど、
何となく不安で、何となく混沌としている現代。
車や家電やパソコンやら、モノはあふれているけれど、
それが、何で動くのかは分からない。
こちらが価格と性能で選んでいるようだけれど、
実は、消費者として消費させられているだけ。それは私でなくてもいい。
人の暮らしが、ブラックボックスになっている。
全貌が見えないから、お金がなければ不安になる。
ネットでつながらないと孤独になる。
そんなブラックボックスを出よう。今すぐ。
そのための唯一の方法は、「自分でモノをつくる」ことだと思っています。
木を切って、穴をあけて、ネジでつないで。
一本の木の重さを感じて。木くずの匂いをかいで。
一日がんばった夕暮れには、たき火をして。
お金を払ってモノを買うことでは得られない充実感が、そこにはある。
手で作った実感がある。自分らしさがある。
仕上がりは、買ったものほど小ぎれいではないかもしれない。
もしかしたら、買った方が安いことだってあるかもしれない。
でもそこには、そのモノと向き合った時間がある。
だって、自分でつくったんだから。
だって、壊れたら直せるんだから。
そのテゴタエが、自信になり、生き方になるのだと信じています。
関わる人すべてが手を動かして一つの空間をつくっていく。
ひとつの空間をつくるだけではなく、
その動きをまちへと広げ、時間を共有した人たちがゆるやかにつながっていく。
個人の充実感が、消費の時代を生産の時代へとシフトしていく。
それがLandschaftの目指す未来です。