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Landschaft

【建て方タイムラプス動画】木組み土壁のカフェ@松本三溝

公開日:2017-05-25 カテゴリー:伝統工法, 動画 タグ:, ,

木組み土壁のカフェ、伝統工法による建て方タイムラプス動画をアップしました!

初挑戦で設備も不十分だったため、画面が曲がっていたりしますがご了承ください…。

BGMもとりあえず入れてみたらポップすぎて、
ラクラク建てているような雰囲気になりましたが(笑)、
クレーンなしで、手で上げています。重いです!
3日掛かったものを、3分にまとめています。

今回の建物は、設計は、ひだまりミュゼ建築設計事務所さん、施工はしももと建築さん。
伝統的な工法によるもので、
縦の柱と、横の梁などと同時に、貫(ヌキ)という部材を一緒に組んでいます。

しももと建築下本さんより、今回の特徴を少し解説していただきました;
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通常の建て方では、ユニック(クレーン付きのトラック)を使って運搬、組み立てをしますし、この規模(3間*2.5間)であれば、4寸*6寸*6mの材を使いもっとすっきりした組み方をします。
今回はユニックの入れない現場なので、小さめのトラックでの運搬と人力(少人数)での組み立てを前提条件で、木の組み方を考えました。構造材は全て4寸角で、一番長い材が4m材です。
”柄(ほぞ)”と”渡りあご”を多用して、継いだり重ねたりしながら一体化させています。
伝統的な工法、構法にもとづいていますが、ちょっと特殊な組み方と言えます。
部材の数が多くなる分、ひとつひとつの部材は圧倒的に軽くなっています。
体力的には楽な建前になったと思います。
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路地の奥で大きなユニックでは入れない、という条件のもと、
施工のダンドリを考えての構造だったということですね。
そして、あれで体力的に楽なのですね…、今から大工さんにはなれません(笑)。

設計の高井さん、施工のしももとさんとお話していると、
構造について「へー!」と思うようなことがたくさん聞けました。
そして、感覚器的には、木組み土壁の平屋は、人がくらすにも人がつくるにも、
そのヒューマンスケールにフィットするんだろうなと実感しました。

個人的に見所だと思うのは、1分10秒前後に柱が下がるところです。
柱の下に材をかませて、少し持ち上げながら組んでいき、
それが下がったところです。

動画のトップ画像はこんな感じ。

ともかく、まずは何となく楽しそうな感じが伝われば嬉しいです!

ワークショップ、参加者引き続き募集しています!

 

コメント

  1. しももと より:

    ”柱が下がるところ”、スルドイ!
    地味ですが、難所を越えて安堵できる瞬間。
    昔ながらの建前では、一番重要な場面だと思います。
    個人的には、垂木の鼻をでかい丸のこでスパスパ切るところで大笑いしてます。

    • landschaft_rootm より:

      しももとさん、コメントありがとうございます。
      柱が下がるところ、間近に見られて「おおー!」と思いました。
      そのうち建て方ワークショップもしたいですね!

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