「家と庭で家庭です」は造園系オヤジギャグ。
「家と庭で家庭です」は、造園系オヤジギャグ。
庭もちゃんとつくりましょうよ、という造園関係の方たちの言葉です。
でもほんとに、くらしは家だけではない。庭があってこその住空間だと思うのです。
私は子どもの頃、庭がくらしの場でした。
木に登り、落とし穴を掘り、井戸水流し放題で大河をつくり、チョコレートケーキをつくり。台風の時につまった樋を決壊させたり、焚き火をしたり、斧で木をめった切りにしたり。柿、梅、いちじく、びわ、あけび、ぶどうを、取って食べる。
農家でもなんでもなく、住宅地の100坪ほどの土地でしたが、築80年ほどの古い家で、庭も相応に時が経っていて、いろんなものを受け止めてくれる懐のある庭でした。
今も、山や土や植物に共感する感覚のベースには、この子どもの頃の体験があるなあと思っています。
そんなわけで、庭、大事!
ということでまずは、土を入れてもらいました。これは畑土。
ぬかるみが気になっていた駐車場には、砂利を入れてもらったのですが、
ちょっと味わいに欠けるなーー
まあまた気になるところは手を入れていけばいいか。
大地の再生の現場に一度お邪魔させてもらったことがあり、見よう見まねで、水が地中にしみ込むためのトレンチをつくりました。こんなふうに穴をあけて。
その後、津村さんちの実生苗たちを植えたり、芝貼ったり。
その木々たちの芽吹きを見てると、時を忘れます。
庭の完成は10年後くらいの予定です!