サッシはサーモスXトリプルガラス。吉と出るか。
バタバタしながらも、サッシが入り始めています。
発注直前に特寸範囲を間違えてたのがひとつ判明したり、ひやひやしながら待つ納期2週間。さらに現場に搬入になったら、CADの図面と現物の枠の形状が違う!などがあってゴタゴタしています。(データダウンロードのページはすべてが網羅されているものだと信じてはいけないのね…)
一般的な大壁の納まりならば問題ないのかもしれませんが、サッシ側に合わせてすべて手作業で枠を製作するため、図面が違うと一から確認しなおす必要があります。
枠の面取りとその絡みとか…枠なのでほとんど隠れてしまう部分にも、とっても手が掛かってます。
サッシに選んだのは、サーモスXのトリプルガラス。
サーモスXは、アルミ樹脂複合サッシです。複合サッシのペアガラスだとちょっと断熱性能が低すぎるので、選択肢としては:樹脂ペア、樹脂トリプル、複合トリプルの3つがある中で、
性能は、樹脂ペア≒複合トリプル<樹脂トリプル
金額は、樹脂ペア<樹脂トリプル<複合トリプル(でも1・2割増しくらいの感じ)
という感じ。普通なら樹脂のペア、断熱性能を優先するなら樹脂のトリプルを選ぶところです。
そんな中で、なぜ複合トリプルにしたのかというと。
しももとさんのご意見は、「樹脂サッシは直角が直角じゃないし、特寸という寸法の調整もできない=施工性が悪いので、できればイヤ」。
私の感想は「樹脂サッシは枠が幅広なので、もっさり見えるなあ」(関東地方の住宅を主にみてきたので、樹脂を見慣れないのかもしれません)。
という訳で、性能とデザインと施工性と費用との兼ね合いで、サーモスXのトリプルガラス、という選択になったのでした。
結局、木製サッシは入れないことにしたので、そのぶんと思えば金額的には十分吸収範囲内。木製サッシは大きいものひとつで一棟分のサッシの合計くらいの金額で、それなのに外材が主で積層材でとなると・・・二の足を踏みました。木製サッシアルミクラッド(外側がアルミ)とかが一つの回答なのかもしれません。次は入れてみたいなあ。
複合サッシなのにトリプルガラスというのは、あまりメジャーな選択ではないです。トリプルのサーモスXはショールームにもありませんでした。トリプルガラスの透過度がどんなもんかなーと心配していましたが、取り付け前の今のところ、それほど気になりません。
見てください、この土壁とトリプルガラスという組み合わせ(笑)。
特寸という寸法の特注を掛けた部分は、さすがしももとさん、きっちり納めてくださってます。(写真撮ってなかった)
規格の寸法で入れたところは枠を二重にいれたりしなくてはならず、手間も増えます。
しももと構法においては、アルミ樹脂複合サッシトリプルで特寸を掛けるのが、枠の手間も減り、きれいに納まるひとつの解と言えそうです。
土壁なのにあったかい家、つくってます!