GDPには含まれない、味噌と麹と豆腐をつくる。
地域の味噌づくりに参加させてもらいました。これがなかなか目からウロコ!
長野って、豊かだ!と思いましたのでご紹介します!
長野には(いや、日本の田舎にはかなりの確率であるのだと思いますが)、地域の施設に「加工室」というのがあって、地域のおばちゃんたちが、農産品をさまざまに加工しています。ここでは、味噌、豆腐、ケチャップ、福神漬け、リンゴジュースなどがつくられているそう。
今日は味噌づくりの日。冬の間に行われます。
(全工程は追えなかったので、作り方の参考にはならず、すみません。1日目に麹仕込みと大豆ゆで、豆腐つくり、2日目に麹かえし、3日目に味噌仕込みというスケジュールでした。)
調理室レベルではなくて、本格的な加工室です。
人がゆでられるくらいの釜と、ホウキくらいあるしゃもじ。
でかーい!空飛べそう!とはしゃいでいたら、「アクとって、アク!」
お知り合いのKさんがナントカ指導員という立場だったらしく、サクサク作業を進めてくださいます。
そのダンドリ!てきぱき!ノウハウ!
すっごいの埋まってるなあ、にっぽんの田舎!と感激しきりです!
Kさんのスタイルでは「温度計の70度の赤いラインの下側にきたら、にがりを入れる」そうです。
豆腐48丁。
帰宅後のお豆腐さん。ひとり一丁食べられるくらい、ふんわりうまーいです。
豆腐づくりあるあるで、大量のおからにびっくり。おから煮とサラダとケーキにしました。
麹は玄米麹と白米麹。
写真全然取れませんでしたが、お米を蒸して、広げて、「お米の表面に傷をつけるようにして」麹菌をみんなですり込む。お米あったかーい!たのしーい!手がつるつるになるー!そして、できた麹はそのまま食べられるおいしさです。
食品許可の縛りは厳しいため、販売という形では流通しないけれど、ほぼプロの仕事です。
しかも、○○さんのお米、などと顔の見える原料でできている。
いちおう幾ばくかお支払いはしましたが、その価値プライスレス。GDPには含まれない、豊かさ。
東京の人が紀ノ国屋で高級味噌買うのとは別次元の価値だなあ。自由が丘の隣町に住んでいたころ紀ノ国屋行ってましたが、もう戻りたくないです。たくさん働いて高い味噌買って、誰の何のためにそのサイクルを回してるんでしょうね。オール自給はしんどいけど、オール貨幣経済も貧しいよね、と思います。
長野では、各地域でたくさんのグループの方たちが、こんな風に味噌をつくっています。私は同世代の方たちに声を掛けてもらいましたが、年齢の違うおばちゃまたちに入れてもらえたりすると、それはまた楽しいらしい。
長野に越してきた方は、ぜひ仲間に入れてもらってほしい!と切に願います。
ちなみに、うちは麹でいただいてきて、もらいものの大豆を使って家で味噌をつくります。
コドモの手垢味噌。。。じゃなくて、手前味噌、そちらもまた記事にします!