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Landschaft

【Neighbourwood#005】真夏の桟積み編!

公開日:2018-07-26 カテゴリー:Neighborwood タグ:

Neighbourwood真夏の桟積み編です!

高橋林業さんより製材終了の連絡をいただき、桟積みに行ってまいりました!

と言っても、大物はすでに積んでくださっていました。

割れも入り始めていますが、木は割れるもの、という気持ちがあるので、あまり気になりません(もちろん強度に関わるようではいけませんが)。私、古い家育ちで、割れている柱などを見て育ったからかもしれませんね。
でも今後は、住まい手側にもその認識が育っていくといいですね。「木は割れるもの!」ですよ!

表面の含水率はすでに22%程度になっています。

これから桟積みをして天然乾燥で内部まで乾燥させていきます。

柱梁材に皮は残っていませんが、板材には残っています。その板材は造作に使う予定なので、今日もやはり皮むきをすることに。

高橋さんと、荒山雄大さん、そして荒山林業の先代・荒山雅行さんの頃にお仕事をされていたという、強力な助っ人Fさんも来てくださいました。ありがとうございます!涙か汗で前が見えません!

桟積みでは、木裏(木の中心に近い面)を上にします。板と板の横のすき間も2・3センチはあけた方がよいのだそう(写真は整列前)。

その他のコツとしては、価値の高い材を中に隠すように積むようにするとゆっくり乾燥ができるとか、なるべく木口に近い位置に桟をいれると木口割れが抑えられるとか、桟木は縦にびしっと並ぶ方がよいとか…。ソマミチで拝見した人工乾燥だとすごく細かいピッチで桟木を入れたりもしていました。桟積みがそれほど奥深いなんて、知りませんでした。桟木ワーク、あなどれませんぞ。

端材を桟木用に細かくしたもの。桟積みは材と桟が同じ木の方がよいそうです(跡がつくのを防ぐため)。

くしくも、記録的な猛暑の2018年7月末。塩分チャージいただきました。

これ、ちょうど一年前に、こだま食堂さんのフローリングワークショップでもらったやつだ。

曲がりのある2m材、上がり框にするのはどうだろうという狙いで挽いてもらった材がこちら。

いかがでしょうか。適材適所、みんな活躍してほしいハハの気持ちです。

これも皮むきします。

さすがFさん、山の仕事をされてきた方だけあって、体の軸がある身のこなしです。

そして剝いた皮がこんなに。

こんなに少量の丸太でも、これだけ樹皮が出るのだなあと実感。

ちなみに、普通であれば産廃として焼却処理される樹皮を使った断熱材が、フォレストボードです。
(今剝いているのはヒノキ、フォレストボードは秋田杉の樹皮ですが)

こういった樹皮もバイオマスなどでうまく活用して、地球一個分で生きられるように、早くなりたいですね。
今回の住まいも、再生できない素材はできるだけ使わずに建てたいというのが狙いのひとつでもあります。


これに、直射日光をさえぎる覆いをして、乾燥させます。ブルーシートでもいいけど蒸れてしまうので、古トタンなどがベスト。トタン、どこかで調達してきますと言ったけれど、今のところ当てがありません。

どなたか、ありませんかー!古トタン(6m×6尺分)!

 

 

そして、次こそは土地決定編!…の予定です!

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