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Landschaft

山と木と、ともに生きていく。ソマミチツアー2017

公開日:2017-10-10 カテゴリー:信州, 林業 タグ:,

木を使う社会のしくみをつくることを目指して活動されている「ソマミチ」さん。
11月4・5日に開催されるソマミチツアー2017では、
Landschaftも運営に協力させていただくことになりました!

山っていいよね、木っていいよね、と言っていても、
そこから一歩近づく方法が、今の私たちにはなくなっています。
登山もいいけど、このあたりだとすぐ森林限界(高木が生育できなくなる高度)を超えて、
木がなくなっちゃいますしね。
やっぱり、家の近くにある身近なところに、里山があって、
そこにある木を使って回していける、というのが、一番いい姿なんだろうと思います。

裏山に自在に入っていっていた、少し前の時代の人たちより、
私たちは、どれだけ世界が狭くなっているんだろうと思うことがあります。

今回のツアーでは、伐採の見学はもちろんのこと、

伐採した樹木を、人力で下ろしてみようという計画も進行中。
以下の写真は、私が学生の頃のもの。

(ヘルメットなど安全対策が不十分ですが…時効ということでお許しください)
木につけたロープを、みんなで引っ張ります。それだけ。
それだけ、なんですが、何というか…無心になる!
木と人間と、重力しかない世界というか。
そして、木と人間の、よく分からない一体感!めちゃ楽しいです!

 

そして、柳沢林業のヤマトさんももちろん登場。

ばんえい競馬のお仕事を終えて、林業の世界で第二の人生(馬生)をスタート。
馬搬(ばはん)という、馬を使っての林業のお仕事に取り組まれています。
カーブでは自分でコース取りをするという、このAI!(AIじゃないけど)

また、グリーンウッドワークという、切ったばかりの雑木を、その場で加工する木工にもチャレンジ。現代では、木材は乾燥させてから加工するのが一般的ですが、昔は切ってそのまま加工していたんですね。

写真は、グリーンウッドワーク協会の小野さんのところにお邪魔した時のもの。
岐阜県の美濃で、ちょっと遠くて…通えていませんが、私も器がつくれるようになりたいなあ。

ソマミチメンバーの林友ハウス工業さんが開発した外壁材も、自分たちで施工してみる予定です。

この外壁材、「T&Tパネル」というカラマツの特性を活かしたもので、特許取得済み!

 

柳沢林業社長・原薫さんの朝ヨーガレッスンも開催予定!

(↑美人社長が乗ってます)

オールカラマツハウスも見られるなど、盛りだくさんの1泊2日。
普段絶対にできない体験が目白押しです!
山の事は、話を聞いているだけでは分からないから、
自分たちの手で色々やってみて、体感できるといいなと思います。
(※まだ詳細計画中ですので、すべてのアクティビティが行われるかは分かりませんのでご了承ください)

お申し込みはソマミチのウェブサイトにて。
Facebookのイベントページ
では詳細がアップされていく予定です。

ソマミチさんは、社団法人設立準備中で、サポーターズ(仮)を募集していく予定だそう。
松本平で、木を活かしていきたい、里山をつくっていきたい、松枯れはどうするの・・・
そんな気持ちをモヤモヤと持っている方!
「そんな風になったらいいね」から一歩前進して、動きを形にしていきませんか。

先日、京大の霊長類学者の山極さんのインタビューで、こんなことが書かれていました。

チームワークを強める、つまり共感を向ける相手をつくるには、
視覚や聴覚ではなく、嗅覚や味覚、触覚をつかって信頼をかたちづくる必要があります。

人間は、脳だけでなく、五感でつながるのだそうです。
だからこそ、きっと今回のツアーでは、一緒に木を切ったり壁を貼ったりするんだな、と、
勝手に力をもらった気分です。

 

山と木と、ともに生きていく。
そんなミライを、ぜひご一緒に。

 

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