【世界一周はセルフビルドに通ず】はすみ工房荷見さん。
今日は、こだま食堂でご一緒しています、はすみ工房の荷見さんをご紹介!
元は純和風の建具をつくる、建具職人さん。
安曇野のご自宅を基礎からセルフビルドされたというセルフビルダーでもあります。
朝日村のお蕎麦屋さん、ふじもりさんの建具を入れたのもはすみさんです。
と書くと、「そりゃ建具屋さんだから建具入れるでしょ」と思うかもしれませんが、何とその建具は、元々あったものではなく、ふじもりさんの奥さまYさんがオークションなどで集めたもの。つまり、全部高さや幅などが違うものだったんだとか!その下の部分を継ぎ足したり、幅をどうにかしたりして、収めたらしいですよ…。軽く気が遠くなる作業ですね(笑)。
次回ふじもりさんにお蕎麦を食べに行った時に、みなさん建具をチェックしてくださいね!
その後、つくる楽しさを広めたいという思いから、セルフビルドのサポートなどをされています。
小学校などで子ども向けのワークショップをされることもあります。
今後、教室のような形でコンスタントに教えることも考えているのだとか。
Landschaftとは、共通の友人のセルフビルド現場での作業を皮切りに、
床貼りワークショップなどでご一緒いただいています。
ワークショップって、実は準備にも時間が掛かるので、当たり前ですが職人さんだけでつくった方が早いし精度も高いんです。それでもやっぱり、ものづくりの現場のおもしろさを、普通の人にも広めたい!そんな気持ちを共有してくださる、貴重な方です。
以下、はすみさんの作品を大公開!
(子ども向けワークショップを企画していた時に見せていただいた写真なので小物が多いですが、
こだま食堂ではカウンターやらデッキやらつくってくださってます)
木の、ペンダントトップ。
ちょうど木の年輪が、葉っぱの葉脈のように。
次は、ミニチュアの大工道具。ひとつひとつが、手のひらサイズです。
そして、それが道具箱に入っています。
分かる方は分かるかと思いますが、昔の大工さんは、こういう道具箱を自作していました。
ふたをスライドさせて閉めるタイプ。小さくなって、かーわいいです。
次は曲線がやわらかいドールハウス。こちらなんと、本棚兼用なんです!
子どもが飽きたら普通の本棚としても使える!という、二児の父だからこそ分かるこの配慮(笑)。
子どもはすぐ飽きますからね…お母さんたちに大人気だったらしいです。
でも、娘さんは長いこと飽きずに、これを使ってシルバニアファミリーで遊んでいるとか。
やっぱり、ここまできちんとつくり込めば、子どもにも伝わるんですよね。
枝を使った家具も小人のおうちらしくて素朴で素敵。
と、かわいらしいものが続いていたかと思うと、これです!
組み木細工のコース―ター。そ、そうでした、元純和風の建具師さんでした。
これ、どうなって組まれているのか想像ができないですよね!
逆に、シンプルな枝の積み木。あかちゃんが口に入れても大丈夫。
やすりで磨くワークショップなら、小さな子供からOK。
それだけでも、樹種によって匂いが違うことなどに気が付くことができますね。
お邪魔したのは、確か年の瀬も押し迫ったころ。
こんなものが、棚に飾られていました。
キリスト生誕、ですね。なんとこれも、はすみさんの作品。
シュタイナーを実践している幼稚園とのつながりで生まれたものなのだそう。
自然な造形ですが、この形はいきなりはつくれません。
実ははすみさん、工業製品のモデリングをしていた時代もあったのだとか。
淡い色調もあいまって、祈りのある馬小屋の方々です。
実は、もっと若いころは日本食の料理人だったとか、
バイクで数年かけて世界一周したこともあるとか、
野外保育の立ち上げに関わってその園舎をつくったとか、
隠れた引き出しには事欠かない、はすみさんです。
オールセルフビルドのおうちも気になりますよね。
でも、室内はチラ見にとどめておきます。
ご興味ある方いたらそのうち内覧会に行きましょう!
自宅を建てる時、建具師の技を活かした和をイメージしていたら、
奥さまのKさんが「やっぱりこっちにする」と突然方向転換して、洋風になったんだとか(笑)。
お子さんたちと一緒に塗ったというしっくい壁。
職人さんの壁はもちろん素晴らしいけれど、これは職人さんには出せない味、質感。
ほんとうに素敵だと思うんです。
と、思ってると、これです!どん!
和室の書院のところのミニチュア?そ、そうでした、建具師さんでした。
そんなはすみさん、ご自宅のベランダできてないけど、こだま食堂に来てくださってます。
「セルフビルドで家やお店を直してみたいけど、だれか一緒に作業しながら、教えてくれるといいのになあ」…そんな方はぜひはすみさんにご相談を!
デザインやワークショップも必要でしたら、Landschaftもご一緒しますー(笑)!