【しいたけをDIY?!】「こま打ち」をしてきたよ
今回は、しいたけさんをDIY!
って言うのもおこがましいですが、
しいたけさんに降臨してきていただけるよう、
「コマ打ち」を教わってきました。
春ですねえ。
今回の材は、コナラ・ミズナラ。
その他カシワ・シイなどでもいいようです。
材はどこから取ってきたのか聞いたところ、
スタッフのおじちゃん曰く「そのへんの山で取ってきてる」
「でももうこれからはどれだけとれるか分かんねえし、
取ってる人も年寄りばっかりだから、
何年できるか分かんねえよ」
そんなこと言わずに続けてくださいよー。
いや、むしろ一緒に行きたい。
私、山マスターみたいなおじいちゃんと山に入って色々教わるのが夢です。
次に太さですが、
木が全部くさるまでシイタケが取れるなら、
太い方がオトクではないかと思いますが、
どちらにしても6年ほどが限度なんだとか。
なぜなら、菌の元気がなくなるから。
逆に、ほだ木全体に菌が回ってからでないと出始めないので、
細いものにすれば、早めに出てくるというメリットがあるそう。
見るからに太いのばかり選んでいるおじさんもいたけれど、色んな太さのにしました。
そこに、チョークで印をつけて、φ8.5㎜の穴をあけます。
おお、専用のドリルだ!マキター!
位置は、
端から5㎝あけて、あとは15㎝間隔に穴を列状に開けます。
間隔は4㎝あけて、次の列を開けます。
隣の列と横位置がそろわないように(ジグザグになるように)
一つ目の穴の位置を調整します。
チョークで印をつけてます。分かるでしょうか?
(図が入った資料をもらったのですが無断転載禁止!と書いてあるため断念)数が多けりゃいいってもんでもないそうです。
穴が開いたら、そこに種コマというのを打ち込んでいきます。
種コマというのは、これ。
(後ピン)
ダボみたいなものに(ダボもDIY系の人でなければ分かりませんね)、
すでに菌を生やしてある。
日本農林種菌(株)さんというところのもの。
二次菌という、活性化させた菌を使っているそうです。
打ち込み度合いとしては、浮いていると下に余計な隙間ができてしまうので、
ちょっと出っ張ったところでやめず、きちんと入れるのが大事。
コンコンコン…
これではまだNG。
こんな感じです。
逆に、打ち込みすぎてもいけないとか。
今日のところは、これで完成です!簡単!
これから、「仮伏せ」として寝かせておいておいて、
その後「本伏せ」を梅雨の前にする。
今後の状況につきましては:
・一年後の秋から採れ始めて、4・5年目が最もよく取れる。
・状況が良いと一年後の春から取れることもある。
・木口に菌が回ってきて、全体に回ってからキノコが生えてくる。
・上下・裏表で乾いている部分があると出が悪くなる。
ということのようで、
暑い日は水をやるとか、時々上下を入れ替えるとか、
けっこう手が掛かるようです。
また続報がご報告できるようにがんばります!