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Landschaft

コールドドラフト対策は、障子がベスト。

公開日:2025-01-27 カテゴリー:木と土と竹の家, 温熱環境 タグ:

冬の寒さは窓からが6割。
今のところ玄関まで筒抜けの木と土と竹の家ですが、
冬も暖かく過ごせています。

もちろん、第一には断熱性能。
土壁は蓄熱性能はありますが、断熱性能はないので、きちんと付加断熱しています。
フォレストボードとウールブレスで、呼吸をするG1クラスの断熱性能。
床下の断熱もきっちり入っているので、朝起きてすぐ靴下を履かないと…と思わないで過ごしています。(まあちょっとしたら履きますけどね)

窓もトリプルガラスです。
(ただし、サッシは樹脂・アルミの複合。このへんのいきさつはこちらなどをご参考ください)

加えて、今回お伝えしたいのが、障子の断熱性能です!

コールドドラフトとは、窓付近で冷やされた空気が床に下りてきて、人が座ったり寝転んだり、活動する空間がひんやりしてしまうこと。

障子は、これをきっちりストップしてくれます。障子はLDKのスペースのみの設置ですが、主に生活する部屋で寒さを感じないというのは快適なものです。

冬は、障子を開けるとこの隙間だけ寒いですし、
夏は、障子を開けるとこの隙間だけ暑いです。

少し前の論文ですが、こんなのも。
住宅用窓の断熱性能向上のための付属物の効果についての研究https://www.cbl.or.jp/tbtl/memoir/2005/41094.pdf


加えてこちら、吉村障子!
建築家吉村順三さんが使っていたという、桟の少ないデザインの障子です。
メリットは、ここまでお伝えしてきた断熱性能以外には、室内ボール遊びで多少当たっても大丈夫な強度と、あと、桟の掃除も少な目なところでしょうか。
デメリットとしては、敷居にホコリが挟まるので時々掃除する必要があるのと、障子紙の張替えがあること。吉村順三さんは主に洋間に使って、和の雰囲気を取り入れていたもので、木と土と竹の家に障子を入れると、和の度合いがかなりアップはします(笑)。


新築だったら、ぜひ建具屋さんにお願いしても損はない!と思う一品です。

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