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Landschaft

壁サンプルつくりました!

公開日:2021-10-15 カテゴリー:土壁, 左官, 木と土と竹の家 タグ:

仕上げ壁のサンプルつくりました!

みなさんのお手をお借りした土壁、中塗りまで進んできています。
ですが、中塗りの厚みを決めるには、仕上げの厚みが出ている必要があります。
つまり、仕上げを決めるタイミングなんですね。

この真壁の構造にしっくいの真っ白は、コントラストありすぎるように感じていました(古民家並みに柱梁を漆で磨けばいいかもしれませんが)。
少しグレーみの色味が似合うんじゃないかな、でも、無彩色のグレーじゃなくて…
と、かなり前からブツブツ言っていたのですが、締め切りギリギリになって、ようやくサンプルに着手です。

これまでの配合から、ベースとなる配合を決めて、そこからあれを増やしたり、これを減らしたり。

しっくいは、しももとさんの定番、土佐漆喰。
正直言うと、違うしっくいでもいいかなと思っていましたが、なんか、使わないと悲しそうなので
強度もあるしっくいなので、採用することになりました。台風の多い高知の外壁にも使えます!
最近はウイルスにも効くとかで、注文が殺到しているとかいないとか。

土の種類や配合で、色味が違ってきます。

乾くと色が薄くなります。土佐漆喰は最初は黄色みがあるけれど、だんだんと白くなっていきます。なので、ずっと同じ色ではないんですが、それもまた楽し。
一般的には「土佐漆喰半田仕上げ」と呼ばれる仕上げの範疇です。でも、しっくいが半分なのかと思ってたら、もっとずっと少なくてびっくり。自分でやってみないと分からないことってたくさんありますね。

右下に見切れてる松田さんが塗ってくれました。(岐阜の知らない左官屋さんのものまねをしながら…)

しっくいがちょっと入ってる配合が、やっぱりポロポロしなくて良さそう。
毎日のこととなると、使い勝手も大事ですね。

そんなこんなで、配合(ほぼ)決定!

楽しみです!
でも、あの壁と、あの壁あたりは、ちょっと違う仕上げにしてほしいな~

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